私たちが美化活動を始める前の砂川用水（旧野中新田分水）はいたるところで ごみや枯れ葉が詰まり、2012年頃には流れがしばしば止まっていました。さらに護岸上には草が茂り、見通しが悪く水が流れていても、その水面すら見ることができない状態でした。
そのごみや堆積した泥をきれいにすることから、活動は始まりました。

2012年度から開始された砂川用水美化活動は、まず流路のごみ・障害物・詰まった枯れ葉の撤去、流れを祖害する植物の刈込など、まず水路が見えるようにし、ごみを取り除く作業に集中しました。 こうして水が立川市から流れてくれば滞留することなく流れる状況が生まれました。

流れがきれいになるに従い護岸を美しくする活動に力を入れました。その結果、花まつりや子供の遊びができる護岸と流れが生まれました。同時に、美化活動も安定し、予定通りの美化活動に加えて、汚れに気が付いたら随時流れや護岸をきれいにする「気づき清掃」が展開できるようになりました。
　・３月の北町地域センターでの菜の花祭り
　・１０月の並木公民館での子供祭り
　・鎌倉パスタ駐車場裏手や六小通りでの
　　菜の花・ひまわり植育
用水清掃から地域との連携が生まれ出しました。

現在は、従来から続けている作業に加え、さらに美しい用水にするために、用水に流れ込む泥をどのようにして整備しやすいようにするかの実験を行っています。
国分寺市内で唯一流れる多摩川の水の親水施設である並木公民館前の用水路の河床に石板を敷き、泥の無い流れを作り出し、また流れてきた泥を１か所に集め浚渫しやすい水路にすることにより、さらに水に親しめるような状況を作り出す実験です。
協定を締結した当初から、市の全面的なバックアップを受けて作業を進めていますが、市との協働を一層進める段階に入りました。